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製作日記 その3 「シンシア・愛する人」 (2) 演出

23:50

日記の更新が遅くなってしまってすみません。次回作ができてからまとめて書こうと思っていたのですが、次作の製作にかなり手間取って時間がかかってしまっているので遅れてしまいました。次回作はもうすぐできると思うので、明日ぐらいにupする予定です。

それでは、アイドルマスターSP 律子 「シンシア・愛する人」【MAD-PV】の演出について書いていきます。


この動画を作るうえでの目的は主に3つありました。
まずは岡崎律子さんの「シンシア」のMADを作りたかった。そもそもこの目的がなければ始まりません(当たり前ですが…)。ニコマスP活動を始めようと思ったときから、いつかこの曲でMADを作ってみたいと思ってましたが、この曲のような非常に繊細な曲を、画質に難のあるSP素材で作成するのは正直無理かなと思ってました。しかしnmlPの手書き風エフェクト・AviUtlプラグインの存在を知ったときに、このエフェクトを使えばできるかもしれないと思い、今回この曲で作ることにしました。
それに伴って、二つ目の目的は、このプラグインを使ってみて、その効果を試してみるというものです。
三つ目は縦画面の有効利用です。これについては後述します。


演出について書く前に、今回の曲の編集について述べておきます。
今回のMAD製作で一番時間をかけた(というよりかかってしまった)のは、実はこの曲編集でした。
フルだと長いし他にもよろしくない事情が伴うので編集して短くするのですが、この曲を編集して短くするのはかなり難しかったです。静かな感じの曲なのでカットしたところのつなぎ目の不連続がどうしても目立ってしまい、結構試行錯誤をして、その結果ものすごい時間をこの作業に費やしてしまいました。間奏もちょっと長いので削るつもりでしたが、少しでも削るとバランスが悪くなって聞いたときに違和感を感じてしまうので、削れませんでした。でも結果からいえばここは削らなくて正解だったようです。
結局削ったのは、1番サビから2番サビ前までと、歌い終わったあとの一部分だけです。曲の編集は最小限にしようというのが今回の教訓ですかね…。


では演出について書いていきます。
今回のMAD製作での演出の要となったのは「縦画面」です。

製作日記3-2 シンシア縦画面

縦画面を有効活用しようという観点から全体の画面構成を考えていきました。

今回の画面構成を思いついた流れを簡単にまとめると以下のとおりです。

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縦画面をメインに使おう

でもさすがにメインは無理だから横長の画面を織り交ぜよう

間奏までは4つのパートに区切れるから、横・縦・横・縦の画面構成にしよう!

さらに縦画面もただ置いただけではつまらないので横方向に動かしてしまえ! ついでに横画面も縦方向に動かしてしまおう!

間奏は前の横・縦画面のように画面の一部だけに映すのではなく、画面全体を映していこう

間奏後は口元を映して、最後に満面の笑顔だ!!



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…と、こんな感じで画面構成を考えてました。


以下、上にまとめた項目について詳しく書いていきます。

当初縦画面をメインに使おうと思ったのは、実質正面視点固定の縦画面を何とかして使えないものかと考えていたからで、それで横長の画面と対で用いれば何とか使えるかもと思いつきました。

ですが、ただ横と縦の画面を交互に出していくだけでは面白みがないので、画面をゆっくり動かすようにしました。この演出が、今回の演出のミソだと思います。でも縦画面でただ横に動かすだけでは横に滑っているように見えてしまう可能性があるので、動いている画面内で映像を逆方向に動かしています。具体的には、

製作日記3-2 シンシア黒ベタ
黒ベタは説明のために不透明度を下げています

上の画像のように、縦画面の左右両方を黒のカラーボックスで隠し、映像と2つのカラーボックスをnullオブジェクトに関連付けて、nullオブジェクトを横方向に動かすことで関連付けた三者を同時に動かし、さらに映像のみをnullオブジェクトとは反対の方向に動かすことによって映像が黒枠の中で徐々に動いているように見せています。
横画面も上下に黒のカラーボックスを置いて同様の処理をしています。

あと、サビ後半の、「蒼い鳥」の腕を天に伸ばす特徴的な振り付け(上の画像参照)のところは、左右だけではなくて上下に画面が移動して徐々に顔が現れるようにしています。この振り付けを入れると他の部分と比べて浮いてしまうかなと思い、入れようかどうか迷ったのですが、この下から上が映るようにする演出がやりたかったので入れてしまいました。動画のコメントを見る限りでは、そのことに気づいてくれた人はいないみたいなのですが…。


ここで横画面について一言。
今回の横長の画面のところは、「蒼い鳥」のAメロ(約19秒)の正面up画面を遅くしたものを使っています。しかし、SPのノーマルPVを見てもらえばわかるのですが、up画面はずっと正面のままではなくてランダムで左側と右側の視点に切り替わってしまい、ノーマルPVをただ録画しただけでは正面のみの映像は録れません。
今回の動画では正面視点のみで作成したかったので、複数のノーマルPVを編集して無理やりup正面視点のみの素材を作りました。

製作日記3-2 シンシア蒼い鳥正面up作成画面
ちなみにこの正面固定の素材を作成した時間は、MADの編集時間を上回ってます…


サビが終わった後の間奏ですが、ここの演出は前の横・縦画面とのバランスを考えると下手に画面をカットするよりは画面全体を映すほうがいいだろうと思って、「隣に…」の序奏のlong視点をそのまま使いました。

製作日記3-2 シンシア間奏

お花畑に青空という特殊背景が、手書き風エフェクトでいい感じになってくれたのでそのまま使ったのですが、これが曲の雰囲気と相まって、予想外にいいものになってくれたと思います。


間奏後の口元をアップにした映像は、実は「蒼い鳥」Aメロのものを使い回してます。この後に続く笑顔の映像を映えさせるために不透明度を下げて暗くしたのですが、もう少し暗めでも良かったかもしれませんね。

製作日記3-2 シンシア口元アップ
使い回しです…


口元アップ後の笑顔のところですが、この背景は前回の日記でも述べましたが、手書き風エフェクトで勝手に抜けたのを利用したものです。今回この曲での作成に踏み切ったのは、これができることを知ったからです。自分は動画製作初心者故「抜き」の技術は持っておりませんので…。


最後のアイマスのロゴは、この曲が使われた「アキハバラ電脳組」第20話のED後の演出を参考にして、光らせてみました。誰か突っ込んでくれると思ったんだけど…。

製作日記3-2 シンシアアイマスロゴ

こんな感じで全体の構成や演出をしたのですが、この動画の編集は前の2作よりは時間はかかりませんでした。全体の構成はシンプルなので…。でもシンプルゆえに、曲の雰囲気をストレートに伝えることができたのかなあと思います。


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最後になりましたが…
今回は、自分の大好きなこの曲を聴いたことのない人にも知ってほしいという思いもあり、この動画を通じてこの曲を好きになってもらえたらいいなと思いつつ作成しました。
この曲を歌われた岡崎律子さんは、2004年にお亡くなりになりました。
このようなすばらしい曲に出会えたことは、自分にとってとても幸福なことだったと思います。本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。


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では。




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