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製作日記 その17 「ルーミス エテルネ」 (4) 選曲・演出等

22:41

もはや「書く書く詐欺」なこのブログ…。
最近は時間があれば麻雀を打ちまくってたのですが、さすがに打ち過ぎなぁと思う今日この頃なので(リアルがやばいw)、いい加減更新しておきます…。

今回は、





の選曲や演出等をまとめて書いていきます。



以下、格納です。




▽選曲
選曲について書く前に、まずはサン・マルコ広場の背景を使うに至った経緯について。

サン・マルコ広場の3Dモデルは、当初は自身のPデビュー1周年動画で使う予定でした(それもARIAとは直接関係のない曲で;まぁ、かの英雄に「世界一美しい広場」と言わしめた広場のモデル、ということで察しがつくのではないかと思います…)

3Dモデルの編集(編集といっても既存の3Dモデルを組み合わせて位置・大きさ等の調整をしただけ)は今年の2月にしていましたが、千早誕生祭(実質1周年動画)の製作が遅れたり選曲自体に無理があったという理由から、お蔵入りとなりました。

それでも、このモデルまでお蔵入りさせるのはもったいないなぁと思い、前々からそのうち作りたいと思っていたARIAの曲で使うことにしました。そして、時期的にやよいの誕生祭が近かったこともあり、「やよい」と「ルーミス エテルネ」の組み合わせで作ることにしました。

そんな経緯でやよい誕生祭向けに作り始めたものの、前の日記に書いた理由と、昨年の12月に製作した雪歩誕生祭動画"Snow Rain"と雰囲気等がけっこうかぶっているという理由から、そのときは結局製作を断念しました。

そして、9月になって間も空いたし、技術的な問題もクリアできそうだったので、再び製作に入ったという次第です。


…というわけで、この選曲は背景モデルが前提にあったわけなのですが、「オレンジ・プリンセス」が歌うこの曲とやよいの組み合わせはベストマッチだと思ってます。



▽曲編集
今回選んだ「ルーミス エテルネ」は、曲の前半(1番)がエスペラント歌詞、後半(2番)が日本語歌詞という構成になっています(両者の歌詞の内容は同じだそうです)。
そんなわけでまずは、全く同じ1コーラスの長さのエスペラントと日本語Ver.を作成しました。

フルだと実質同じ内容を2回繰り返すことになるので、どちらか一方を選ぶことになるのですが、それでどちらにするかは悩みに悩みまくりました…。それで編集作業前に決めることができなかったので、とりあえずは日本語のほうを基にして動画編集することにして、動画が完成してからどちらにするかを決めることにしました。

それで結局エスペラントのほうにすることにし、間を空けて日本語Verをupすることにしました。
エスペラントにしたのは、出だしで「夕日が沈み…」と歌っているが、構成の都合上背景を青空にせざるをえなくて、歌詞と背景の矛盾をごまかすためという後ろめたい理由もあったりするのですが(汗)、単純に「エスペラントのほうがいい」と自分が感じたというのが一番の理由です。



▽振り付け・ダンスシンクロ
振り付けは、曲の雰囲気に合っている「隣に…」・「蒼い鳥」・"my song"・「フタリの記憶」を使いました。「フタリの記憶」は比較的動きが多いというのと、"Snow Rain"でメインで使っていたという理由から、使ったのは1か所だけ(詳しくは後述)です。

ダンスシンクロに関してですが、この曲は3拍子ということで、合わせ方は"Snow Rain"のときと一緒です(ちょうどスローシンクロにもなりますし)。3拍子の(スロー)ダンスシンクロに関しては、以前に書いた記事を参照してください。



▽影
今回の動画では、実在にあるものをモデルにした背景を使っているので、やよいに影をつけないのはさすがにどうよということで、また、鳥の影(詳しくは後述)や夕焼けを受けてできる影を効果的に使いたかったので、影が必要なところはきちんと付けて行きました。
…とは言っても、編集ソフトがNiVEなので、影は全部手作業で付けました。

以下、影の付け方を簡単に解説。例のごとくやり方は我流で、もっといい方法があると思うので、参考程度に。

まずはタイムラインにある(ダンスシンクロ等の調整済みの)やよいのBB素材をコピーして、全く同じ映像を2本並べます。これはコピーしたほうを本体(?)と全く同じ動きをする影として使うためです。

それから、影として使うほうに「明度調整」と"Free Transform"エフェクトを追加します。

製作日記17-4 影タイムライン
明度調整の値を-255にして真っ黒にする。また、不透明度も下げておく。ぼかし処理の入れ忘れに今気付いた…

そして、"Free Transform"エフェクトの左上と右上の値を変えて影の向きと伸び具合を調節し、マテリアルの位置調整をして足から影が伸びるようにします。

以上のように、影の位置調整は力技です…。
今回は特に、ABメロ間の回り込みのところは合わせる作業が結構大変でした…。

製作日記17-4 ABメロ間奏-NiVEタイムライン2
回り込みで立ち位置と影の向きが刻々と変わっていくのでかなり面倒なことに。nullオブジェクトを駆使してなんとか調整


ちなみに、後半の「希望の丘」を背景にして歌っているところでは、影を真後ろではなくてやや左側に写していますが、これはやよいの顔にかかっている髪や腕の影の方向に合わせるためです。

製作日記17-4 サビ影
正面少し右側からの夕焼けの光を受けて斜面に投影される影を表現するために、影の上部を"Free Transform"エフェクトを使って左方向に変形させている


あと、夕焼けをバックにした逆光演出では、影のほうをタイムラインの上に置いて、影をぼかすことで輪郭に光が当たっているように見せています。

製作日記17-4 サビ影2
ただぼかすだけだと影がはみ出してしまうので、影のほうを少しだけ縮小



▽演出
以下、演出解説をしていきます。振り付けはなるべく歌詞に合わせるようにしたので、日本語Ver.の動画を見ながら読むと分かりやすいかも。

・冒頭
美しいハープの音色に合わせて、サン・マルコ広場をいろんな方向から映しています。

製作日記17-4 冒頭
海側から広場をのぞむ。やよいの立ち位置の関係上、本編中でこのアングルでは映せないので、ここで使用

製作日記17-4 鐘楼
鐘楼。サン・マルコ広場を代表する建物の一つ&本編中でこのアングr(ry


・Aメロ
サン・マルコ寺院を背景にやよいが歌っています。歌い出し以外はなるべく歌詞に合わせています。背景を夕日にしなかったのは、後半の夕焼け空を際立たせるためというのと、広場の地面の建物の影が南中時の角度なため。

製作日記17-4 Aメロ前半
♪夕日が沈み~
…夕日?


製作日記17-4 Aメロ前半2
♪流れるさざ波~
背景はぼかして遠近感を出している


製作日記17-4 Aメロ後半1
建物の回廊からみた広場のつもりだったけど、モデルの張りぼて感が出てしまってるので、このアングルは失敗だったかも…

製作日記17-4 Aメロ後半2
♪幸せの歌のよう~
歌詞に合わせて、幸せそうな笑顔で



・ABメロ間間奏
前半で一番手間のかかったところ。上空から見下ろす視点で、鐘楼を軸としてぐるりと回っています。

やよいの振り付けは「フタリの記憶」のlong視点のラストのカメラの回り込みの部分を使っています。その特徴的なカメラワークから頻繁に使われる視点なのですが、これほどの遠景で使ったのは自分ぐらいでしょう(笑)。

製作日記17-4 ABメロ間奏
ここまで遠景になると振り付けがよく見えない…


カメラが回り込む間に一度やよいが鐘楼の影に隠れますが、3D背景は先にMMDで出力したAVIファイルを使っているので、そのままだとやよいが鐘楼の前面に来ておかしなことになります。

製作日記17-4 ABメロ間奏-鐘楼補正なし
3Dモデルの映像はNiVE上ではただの2D背景なので、当然こうなってしまう

なので、鐘楼のみの映像を上から重ねてやよいが鐘楼の影に隠れるようにしました。

製作日記17-4 ABメロ間奏-NiVEタイムライン
NiVEのタイムライン。やよいの素材の上に鐘楼のみの素材を置いて、やよいが鐘楼の下に隠れるようにしている Cメロとあるのはスルーしてください…

具体的には、Google SketchUp上で鐘楼のみのアクセサリーファイル(.x)を出力し、先にMMDで回り込みの広場の映像を出力した後で、そのカメラワークを流用して、鐘楼のみの映像を出力しています。

製作日記17-4 ABメロ間奏-MMD鐘楼のみ
MMDで鐘楼のみの映像を出力。広場の映像と全く同じカメラワークで出力するのがミソ


それと、間奏の最後に鳥の群れが画面左を横切って(正確には縦切って?)ますが、これはその直後の演出の布石です。

製作日記17-4 ABメロ間奏-鳥
サン・マルコ広場には鳥(鳩)がよく合いますね


・Bメロ
まずは「鳥たちはやさしさを…」という歌詞に合わせてやよいの振り付けを鳥が羽ばたいているものにし、さらにやよいに鳥の影を落としています。

製作日記17-4 Bメロ前半
上空を飛ぶ鳥の影を映している。今作でのお気に入りな演出の一つ。かなりわざとらしい演出なのだが…

ちなみにここの編集方法は、別コンポジション上で羽ばたく鳥の素材の大きさ・向き調整・明度調整(-255で社長化)・ブラー(ぼかし)をした上でそのコンポジションをタイムラインに読み込み、読み込んだコンポジションにトラックマットエフェクトを追加・やよいのup素材を指定して、やよいにだけ鳥の影がかかるようにしています。

製作日記17-4 Bメロ前半タイムライン
鳥の素材を別コンポジションから読み込んでるのは、大きさ等を変えた素材だとトラックマットがずれてしまうため


「海を越え飛ぶよ…」と歌っているところでは、地面を海原に見立ててその上を滑空しているイメージのカメラワークにしています。

製作日記17-4 Bメロ後半1
この動画を作ろうと思った時から頭の中にあったカメラワーク。軽く地滑りを起こしているのだけれども、気にしたら負けだと思っている…


製作日記17-4 Bメロ後半2
Bメロのラスト。「愛を風に乗せ」という歌詞に合わせて、カメラを上空の青空に向けると同時にホワイトアウト


▽サビ
ここから原作・アニメと同様に「希望の丘」で歌います。この曲で作るなら夕焼けのバックと風車の回る丘は必須ですね! むしろここからが本編と言ってもいいぐらい…
全編希望の丘にしなかったのは、2分半も希望の丘の背景だけでは作りきれないという理由からです…まぁ、前半の青空との対比で夕焼けを際立たせるという目的もありましたが…。

最初は、この前のカットとの対比で、カメラを下げつつ、夕焼け空を背景に歌うやよいを映しています。

製作日記17-4 サビ前半1
「心震える…」の歌詞に合わせた振り付けで情感たっぷりに歌う感じを出している…

それから、カメラをズームさせて、夕焼けの逆光を強調させながら「黄昏の空に…」と歌わせてます。

製作日記17-4 サビ前半2
レンズフレアエフェクトの調整に5時間以上かかっただなんて口が裂けても言えな…あっ

そして、カメラの向きを180度回転させて、風車の回る「希望の丘」を背景にして歌います。

製作日記17-4 サビ後半1
夕日に輝く希望の丘。さすがに水路とゴンドラは無理です(>_<)

製作日記17-4 サビ後半2
希望の丘で高らかにカンツォーネを歌いあげるやよい。Pデビューした頃はこういうのを作るときが来るなんて夢にも思ってなかったなぁ…

製作日記17-4 ラスト
歌い終わった後、カメラを風車の回る丘の上へ動かしつつフェードアウト。ちなみにここのやよいは「隣に…」のlong視点で、大きさと位置調整がけっこうめんどかった…








…というわけで、自分としては技術的な点でかなり背伸びして作ったこの動画、再生数等の数値の伸びはとっても残念なことになってますが、個人的にはこの作品の出来に関しては120%満足しています(というか自分で言うのも何なのだけれども、ここまでのものを作れるとは思ってなかったぐらいなので…)。
ただ、動画製作に対するモチベーションは絶賛だだっ下がり中なので、次回作はけっこう先になるかなぁと思います…。

とりあえずは"Lost my music"の製作日記を更新せねば…。


では。


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