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製作日記その1 「My Love」(2) 編集

20:44

製作日記の更新が遅くなってすみません。できれば今週中に頑張って3作目までのを書きたいと思います(と言いつつ遅れるんだろうなぁ…)。

では、1作目(【ニコニコ動画】アイドルマスターSP 春香 「My Love ~勇気を出して~」 【MAD-PV】)の続き(今回は編集について)を説明していきたいと思います。かなり長くなりますが、最初なので結構細かいところまで書いていきます。


最初は録画したノーマルPVのmpgファイルを、MPG2JPGでAVIファイルへ変換します。インターレースは解除しないで、画像の黒い部分をクリッピング(カット)して480×270にした上で、AVIファイルに(圧縮コーデックはHuffYuvで)変換しました。

製作日誌1-2MPG2JPGの画像
MPG2JPGの画面。画像がぶれているのはインターレース解除をしていないため。

クリッピングをする際に、PSPの画面サイズである480×272から縦2ドットを削ったのは、画面の縦横比(正確には横縦比か)を16:9にして、このあと行う拡大処理でアスペクト比が崩れないようにするためです。
2ドット削る際には、上下1ドットずつではなくて下を2ドット削りました。これはあとでノーマルPVの歌詞を黒ベタで塗りつぶすときになるべく縦の幅を残しておくためです(上を削るとその分横に細長になってしまうので)。


次に、mpgからAVIにしたファイルにさらに処理をかけて、編集に使えるようにします。その処理はAviUtlで行うのですが、やることは、
①ファイル読み込みの際にfps(1秒あたりのフレーム数)を29.97から30に変換する(整数にしておいたほうがこのあとのNiVEでの編集作業が楽になる)。
②インターレースを「自動」で解除する。
③画面サイズを480×270から、(16:9での)ニコニコ標準サイズの512×288へ拡大する。
④画像処理を行う(今回はシャープフィルタを軽めにかけただけ)。
⑤上の処理を行った上でAVI出力(圧縮はHuffYuvで)。

ここで、画質の問題について私見を述べておきます。
SP素材でMADを作成する際の最大の問題点はやはり画質です。箱○に勝てないのは当たり前ですが、それでも画面サイズが小さいので、どうしても輪郭のジャギー(ギザギザ)が気になってしまいます。
ジャギーの除去に関しては、AviUtlのWarpSharpフィルタで滑らかにする処理を試している方がいらっしゃいますが、この方法はあえて用いませんでした。というのは、確かに滑らかにはなるのですが、問題点が二つほど、具体的には
・画像の輪郭近傍のグラデーションを削ってしまうので、処理後の画像がのっぺりしたものになってしまう。
・体の輪郭だけではなく、目や口と言った顔の部分まで1ドット以上削られてしまい、場合によってはキャラクターのイメージまで変わってしまう。

製作日誌1-2nowarmsharp
製作日誌1-2warmsharp
上:WarpSharpフィルタを通す前 下:WarpSharpフィルタを通したあと

といった問題があり、自分としてはこの処理をかけるぐらいなら元画像をそのまま用いたほうが良いと思うので、この方法は用いませんでした。
ではこの問題の解決策はないのかと言うと、無くはないです。…と言っても解決策というほどのものではないのですが、longカメラの映像はやはりかなりジャギーが目立ってしまうので、upカメラかmidカメラの映像を多く使うようにして、longはあまり使わないようにすることです(今回longのものは序奏で数秒程度しか使っていません)。まぁ、これも気休め程度のものなので、SP素材でMADを作るのなら、画質については目をつぶりましょう(おい)。


さて、話を編集過程のほうに戻します。
ここからやっと、作成したAVIファイルを実際に曲に振り付けていきます。
編集ソフトはNiVE(Nico Visual Effects)を使いました。アイマスMADを作るのはこれが初めてで、実際に作る前に数万もする編集ソフト(Premiere、Video Studio等)を買う勇気とお金が無かったし、もし買っても自分の低スペックPCでまともに動くのかどうかわからなかったので(体験版を試してすらいないのだが…)、フリーの編集ソフト(正確にはモーショングラフィックスソフト)であるNiVEを使いました。
NiVEは最初はとっつきにくいのですが、慣れれば結構使えます(というか、これ本当にフリーでいいの?と、使えば使うほどこのソフトのすごさがわかってきます)。
NiVEの導入方法や基本操作等については、NiVE Wikiを参照してください。

で、NiVEで編集を…と行きたいところですが、NiVEは音合わせが不得意ということなので、まずは使いやすさと止まりやすさに定評のあるWindowsムービーメーカーで一度組み立ててみることにしました。
…でも、ムービーメーカーでは速度調節が二倍か二分の一しかできないので、先にNiVEで速度調節(あとで説明します)を行ったAVIファイルを用意しました。

製作日誌1-2 mubimeka
ムービーメーカーで組んでいる画面。

実際にムビメカ上で組み始めて…いきなりAメロでつまずきました。振り付けをなかなかフィットさせられない…いきなり挫折するところでした(苦笑)。
結局は新たに録った別の曲のノーマルPVをあててその場をしのぎましたが、作り始める前に具体的な振り付けを決めてからやらないと駄目だなと反省しました…。
このようにしてところどころつまずきつつも、Bメロ後半から当ててみた「魔法をかけて」の振り付けが、まさに魔法をかけられたかのようにジャストフィットしたのにはびっくり!

そんなこんなで一応最後までできて、再生してまぁこんな感じでいいかなというのができたので、それを基にNiVEで改めて作成しました。「基に」と言っても、動画ファイルを出力して使ったのではなく、ムービーメーカーのタイムライン上の時間を参考に(百分の一秒単位でわかるので)して、改めてNiVE上で一から組み直しました。ムービーメーカーだと勝手にアス比を4:3にしてしまうし、出力ファイルのコーデックも良くわからない(恐らく画質は低下している)ので、あくまで一通り組んだものを一度見てどんなものか確認する、またNiVEが苦手な音合わせの部分を補うためにムービーメーカーを用いました。

…しかし、NiVEでもブツブツに切れるけど音再生ができなくはないということを次回作の作成前に知ったので、もう編集にムービーメーカーは使わないつもりです。よく止まるし。


やっとNiVEでの編集作業に入りますが、まずはNiVEでのダンスの速度調節について説明します。NiVEのこの機能を知らなければ恐らくはアイマスMADを作ろうとは思わなかったでしょう…。
ノーマルPVの振り付けをそのまま曲に合わせても、たいていずれます。ですので振り付けの速度を調節するわけですが、そのためにはまずは曲・振り付けの両方のBPMを計っておきます(これは前回説明しました)。
その次に、NiVEのタイムライン上に振り付けたいノーマルPVを追加します。
そうしたら、速度変更をしたいノーマルPVのタイムラインを右クリックして「デュレーションの変更」を選びます。

製作日誌1-2デュレーション変更
右クリックで出したポップアップメニューの中の「デュレーションの変更」を選ぶ。

そして画面の速度を、「曲のBPM÷ノーマルPVのBPM×100[%]」の値にします。

製作日誌1-2デュレーションのプロパティ
プロパティの速度の値(%)を変える。「My Love」(154.02BPM)÷「魔法をかけて」(149.96BPM)×100≒102.7%となる。

振り付けを速くするときはフレームが間引かれ、遅くするときはフレームが水増しされます。


このようにして速度変更を行ったものを、ムービーメーカーのタイムライン上での時間をもとに、1フレーム単位で合わせていきました。
一度ムービーメーカーで組んでいたので結構順調に作業は進んだのですが、途中で、画質が劣化してない?と思い調べてみたら、AVIファイルのHuffYuv圧縮でも画質は少し劣化してしまうらしいということがわかりました。気づいたときにはある程度組んだあとだったので、きれいに見せたいup画面だけ無圧縮のAVIファイルを作成しなおしして差し替えました。ただでさえ画質が良くないので、今後は極力無圧縮で作っていくようにしなければ。でもHDの容量がぁ…。


あと編集する上で忘れてはならないのが「トランジション」について。
トランジションとは、
「ビデオ編集する際に、カットとカットの間に挿入する切り替え効果のこと。フェードイン、フェードアウト、ワイプ、オーバーラップなど、さまざまな効果がある」(デジタル用語辞典より)
とあります。アイマスMADでは複数のノーマルPVの振り付けを切り貼りしているので、どうしてもつなぎ目が不連続になってそのまま再生すると不自然に見えてしまいます。というわけで、そのつなぎ目をトランジションでごまかします。
ここではNiVEでのワイプ(「元の画面に次の画面が割り込むようにして表示されていく映像効果のこと。……トランジションとしてよく利用される」、デジタル用語辞典より)のやり方について説明します。…ワイプの言葉の使い方あってるかなぁ…?ここでは、前の映像をフェードアウトさせながら下の映像を見えるようにしていく処理について説明します。

まずは二つの素材が重なるようにします(ここではEnc_まっすぐ01-midとEnc_First Stage-mid02)。

製作日誌1-2素材の重ね合わせ
ワイプをかけるところで二つの素材を重ね合わせる。

次に、タイムラインの上にある素材(Enc_まっすぐ01-mid)の▽エフェクト▽トランスフォームを開いて、ワイプをかけ始めるフレームの不透明度にキーフレームを打ちます(値は100)。

製作日誌1-2不透明度の設定1
ワイプ開始地点の設定。

そしてワイプのかけ終わるフレームのところにもキーフレームを打ちます(値は0)。
製作日誌1-2不透明度の設定2
ワイプ終了地点の設定。

そうしてから、先に打ったキーフレームをダブルクリックすると、二つのキーフレームの間が青(紫?)になります。
製作日誌1-2不透明度の設定3
区間内で不透明度が連続的に変化するようにする。

こうすると左のキーフレームから右のキーフレームまで徐々に不透明度の値が減っていくようになるので、
タイムラインの上の素材が徐々に透けて、下のタイムライン上の素材に徐々に移り変わっていくように見えます。

製作日誌1-2ワイプ
二つの画像が重なった状態。

NiVEは、ひとつのタイムライン上に複数の素材を置くことのできるほかの編集ソフトとは違い、ひとつの素材でひとつのタイムラインを使い、ワイプなどのトランジションをかけることによる時間のずれを気にする必要がないので、比較的簡単にトランジションをかけることができます。


このように振り付けの不自然なつなぎ目や、midからupへの視点の切り替えなどにトランジションを用いつつ、NiVE上で一通り組み上げました。
最後に歌詞字幕について述べます。

歌詞を付けたのは、今回作成したこの曲はあまりにも知名度が低いのであったほうがいいだろうと考えたから、また、歌詞を付けることによって、振り付けを付けただけともいえる単調な映像への演出のひとつとして使っていこうと思ったからです…。

製作日誌1-2歌詞
歌詞表示の設定。

やり方は、上の画像のように、ノーマルPVの歌詞の上に黒のカラーボックスを重ねて(ここでは説明のために不透明度を50%にしています)、カラーボックスにテキストエフェクトを追加して、曲の歌詞を付けました。
ちなみに、歌詞の切り替えのところで、前の歌詞をフェードアウトさせて一度消してから、次の歌詞を表示させるようにして、歌詞の表示が変わったということが一目でわかるようにしています。

歌詞を消すには他に、帯状のオーバーレイを重ねてその上に曲の歌詞を付けるという方法もあり、L4Uで歌詞を消せるようになる前はよくそのような方法がとられてましたが、その方法は自分はどうしても好きになれないので、画面は小さくなってしまうのですが黒ベタで塗りつぶす方法をとりました。

なお、歌詞のフォントには、フリーで使える「ほにゃ字」(http://honya.nyanta.jp/)を使わせていただきました。ありがとうございます。



以上で、編集についての説明を終わります。ものすごい長文になってしまって申し訳ありません。こんな長文になるのは今回だけだと思います(たぶん)。

次回はこのMADを作った反省と感想でも述べようかと思います。

では。


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